ブルーライト・目の疲れ・ドライアイ対策に|目を守るデンドロビウムの力

スマホやパソコンを毎日長時間使う私たちにとって、「目の疲れ」や「乾き」「かすみ」は、もはや当たり前の悩みになっています。そんな現代の目の不調に、伝統的な東洋の植物「デンドロビウム(石斛)」が役立つ可能性があると、近年注目されています。

デンドロビウムは中国では何百年も前から薬草として使われてきたラン科の植物で、「視力を養う」「目の潤いを保つ」など、目にやさしい植物として知られてきました。最近では、研究によって、目の乾き・ブルーライトのダメージ・老化による視力の衰え・糖尿病による目の障害・白内障など、幅広い目のトラブルに役立つ成分が含まれていることが明らかになってきています。

ここでは、デンドロビウムがどのように目の健康をサポートしてくれるのか、わかりやすくご紹介します。

目の乾きをやわらげる

「目がゴロゴロする」「コンタクトがしみる」「すぐに目薬を使ってしまう」――これらの症状は「ドライアイ」と呼ばれ、多くの人が感じている目の不調です。

デンドロビウムに含まれる成分は、涙の量を増やしてくれる働きがあることがわかっています。また、目の表面を守る「粘膜」の働きも助けてくれるため、目が乾きにくくなり、うるおいが長持ちするようになるといわれています。

さらに、デンドロビウムには目の炎症をやわらげる働きもあるため、目の赤みやかゆみ、ヒリヒリ感にもアプローチしてくれるのがうれしいポイントです。

ブルーライトのダメージを防ぐ

スマホやパソコンの画面から出る「ブルーライト」は、目にとって強い刺激です。長時間見続けていると、目の奥(網膜)にダメージを与えたり、目の疲れを悪化させたりする原因になることも。

そんなブルーライトの影響から目を守ってくれるのが、デンドロビウムの中でも「ノビレ種」や「フィンブリアタム種」と呼ばれる種類の抽出物。これらには目の細胞が傷つくのを防いだり、疲れの元になる活性酸素を減らす力があるとされています。

実際に動物実験では、デンドロビウムを与えたグループの方が、目の健康状態が良く、ダメージが少なかったという報告もあります。

老化による視力の衰えをサポート

年齢を重ねると「目がかすむ」「細かい文字が見えにくい」といった悩みが増えてきます。その原因の一つが、加齢黄斑変性(AMD)と呼ばれる病気です。

デンドロビウムには、目の細胞を酸化(サビ)から守る成分が豊富に含まれていて、老化によって目の奥が傷つくのを防ぐ働きがあると考えられています。特に、「バージネウム種」にはこの作用が強く、目の細胞の元気を保ち、視力の低下をゆるやかにする可能性があると期待されています。

糖尿病による目のトラブルにも

糖尿病が進むと、目の血管にもダメージが広がり、「糖尿病性網膜症」という病気になることがあります。これは放っておくと失明につながることもある怖い病気です。

「クリソトクサム種」と呼ばれるデンドロビウムには、目の血管を守ってくれる働きがあり、血液が漏れたり、炎症が起きるのを防ぐことで、目の奥のトラブルをやわらげると報告されています。

目の血管はとても細くてデリケートなので、こうした植物由来のやさしいサポート成分は、糖尿病の方にとっても頼りになる存在です。

白内障を予防する可能性も

白内障は、水晶体と呼ばれる目の中のレンズ部分がにごってしまう病気です。視界が白くかすんだり、まぶしさを感じたりする原因になります。

デンドロビウムの中でも「ノビレ種」には、抗酸化作用が高い成分がたくさん含まれていて、目の細胞が酸化して白内障になるのを防ぐ働きがあると研究で報告されています。

とくに「グルタチオン」や「SOD」という成分の働きが強く、目の透明感を守る手助けをしてくれると考えられています。

デンドロビウムの力をもっと引き出すために

デンドロビウムは自然の植物なので、どの種類を使うか、どんな抽出方法かによって効果に差が出ることがあります。また、今のところ人での大規模な臨床試験は少なく、さらなる研究が必要とされています。

ですが、「目にやさしい植物」として長年使われてきた歴史と、近年の科学的なデータの両方があることで、今後ますます注目されていくことは間違いありません。

まとめ

デンドロビウムは、古くから東洋で「目に良い」とされてきた植物でありながら、近年の研究によりその効果が科学的にも裏付けられつつあります。乾燥や疲れ、加齢、糖尿病、ブルーライトによるダメージなど、私たちの目が抱えるさまざまな悩みに、多角的にアプローチできるのが特徴です。

とくに以下のような点で、デンドロビウムは注目されています:

  • 涙の分泌を助けてドライアイをやわらげる
  • ブルーライトによる酸化ダメージから目を守る
  • 老化による視力の衰えやAMDの予防に期待
  • 糖尿病性網膜症へのサポート効果
  • 白内障予防の可能性も報告されている

これらの働きは、デンドロビウムに含まれる抗酸化成分・抗炎症成分・保湿成分などによるもので、目にやさしく自然なケアができる点も安心です。

今後さらに人での研究が進めば、デンドロビウムは「目を守る植物」として、日常的な健康サポートの一部として取り入れやすくなるでしょう。

🧭 詳しくはこちら

詳しくは以下のリンクからご覧いただけます。

https://linktr.ee/vitagreenjp_ISee

【参考文献】

  • Ling, W. et al. (2022). Dendrobium officinale polysaccharides regulate mucin secretion and inflammation to improve dry eye disease in a murine model. 『Journal of Ethnopharmacology』.
  • Chang, C.Y. et al. (2024). Dendrobium nobile extract alleviates blue light-induced retinal damage by suppressing oxidative stress in mice. 『Plant Foods for Human Nutrition』.
  • Hsu, H.Y. et al. (2024). Protective effect of Dendrobium fimbriatum against corneal oxidative injury caused by blue light exposure. 『Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine』.
  • Panuthai, T. et al. (2023). Dendrobium brymerianum protects retinal pigment epithelial cells from oxidative damage: Implications for age-related macular degeneration. 『BMC Complementary Medicine and Therapies』.
  • Yu, Y. et al. (2015). Dendrobium chrysotoxum ameliorates diabetic retinopathy by preserving blood-retinal barrier integrity. 『Molecular Vision』.
  • Qin, X. (2008). Effects of Dendrobium nobile alkaloids on cataract formation in diabetic rats. 『Chinese Journal of Gerontology』.
  • 龙艳 等. (n.d.). 石斛多糖对白内障大鼠晶状体抗氧化酶的影响. 『中国药理学通报』.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です