霊芝は髪にも効く?育毛をサポートする成分に注目!

霊芝(れいし)は、古くから健康維持に使われてきた伝統的な薬用キノコとして知られていますが、実はその成分の中に「育毛」に役立つ可能性のある化合物が含まれていることをご存じでしょうか?
霊芝には、テルペノイド、多糖類、タンパク質、ペプチドなど、体にさまざまな働きをもたらす生物活性化合物が豊富に含まれており、育毛・発毛への応用が注目されています。
特に、「ガノデリン酸」や「Ling Zhi-8(LZ-8)」という成分は、毛髪の健康を守るうえで鍵となる可能性を持っていると考えられています。
ガノデリン酸(ガノデリック酸)とは?
霊芝の代表的な有効成分である「ガノデリン酸A・B・C2・D・G」などは、トリテルペノイドという天然成分の一種で、強力な抗酸化作用を持つことが知られています(Ren et al., 2020)。
抗酸化作用は、毛根や毛包(もうほう)をダメージから守り、酸化ストレスによる抜け毛の進行を抑えることに貢献すると考えられています。

また、研究ではガノデリン酸AとDが霊芝の成熟した子実体に最も多く含まれており、育毛効果が最も高まるタイミングも分かってきています(Ren et al., 2020)。
霊芝の多糖類のはたらき
霊芝に含まれる多糖類も、抗酸化力の高い成分として知られており、毛包の老化を抑える可能性があると考えられています(Bhardwaj & Misra, n.d.)。
この成分は、肌や内臓だけでなく髪の土台を整える働きも期待されており、髪の毛の成長を後押しする力が注目されています。

Ling Zhi-8(LZ-8)タンパク質とは?
LZ-8は、霊芝由来のタンパク質で、免疫を整える作用や細胞の働きを促進する力があるとされています(Bhardwaj & Misra, n.d.)。
毛髪の成長は、毛母細胞という細胞の分裂と再生がカギですが、LZ-8はその働きを間接的にサポートする可能性があるとされ、育毛の補助素材としての期待が高まっています。
単体よりも組み合わせが効果的?
霊芝は確かに育毛に良い成分を含みますが、それ単体だけで脱毛を治すというよりは、ほかの成分と組み合わせて効果を高めるアプローチが主流になっています。

たとえば、伝統的な漢方製剤などは、霊芝を含む複数の生薬を組み合わせ、相乗効果で発毛を促すように設計されています(Ji et al., 2023; Li et al., 2024)。
まとめ
霊芝には、抗酸化、免疫調整、細胞保護といった働きを持つ複数の有効成分が含まれており、髪の成長環境を整える手助けになる可能性があります。
まだ研究段階の部分もありますが、すでに伝統医療やサプリメントの分野では多く活用されており、髪の悩みがある方にとっては注目すべき自然素材のひとつと言えるでしょう。
生活習慣の見直しや他のサポート成分とあわせて、自然なかたちでの育毛ケアを検討してみてもいいかもしれません。
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【参考文献】
- Ren, A. et al. (2020). Triterpenoids in Ganoderma lucidum and their antioxidative roles.
- Bhardwaj, A. & Misra, A. (n.d.). Biological activities of Ganoderma lucidum polysaccharides and proteins.
- Ji, H. et al. (2023). Traditional Chinese medicine formulation containing Ganoderma lucidum in alopecia.
- Li, Y. et al. (2024). Efficacy of multi-herb decoctions for male pattern baldness.