話題の冬虫夏草とアレルギーに関する研究をご紹介

季節の変わり目や環境の変化で、鼻や肌のムズムズが気になる…
そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
最近、漢方などで知られる「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」に関して、アレルギーとの関係を調べた研究が少しずつ増えてきています。
✅ 研究で注目されているポイント
これまでに行われた研究・実験により示された主な傾向は以下の通りです。

冬虫夏草と“炎症”の関係
・冬虫夏草から抽出された成分(Cs-4)が、動物の研究において、鼻炎や喘息に似た症状をやわらげる反応を見せたという報告があります(Chen et al., 2020)
・また、別の研究では、マウスの食物アレルギーによる腸の不調をやわらげるような作用も見られたとのことです(Liu et al., 2023)
体内でどう働くの?
冬虫夏草に含まれる「コルジセピン」という成分は、免疫のバランスを整えるような動きがあるとする研究もあります。
免疫が過剰に反応しやすい人にとって、これが整えばアレルギー反応が落ち着く可能性がある…という見方です(Tianzhu et al., 2015)。
ご注意ください
ただし、冬虫夏草そのものが人によってはアレルギーの原因になることもあると報告されています。
特に「カイコ(蚕)」にアレルギーがある方は、似た反応が出ることもあるようです。
まとめ
冬虫夏草には、アレルギーに関する症状をやわらげる可能性があるという研究結果が増えています。
とはいえ、すべての人に効果があるわけではなく、安全性についても今後の研究が必要です。
気になる方は、信頼できる情報を参考にしつつ、ご自身の体調や体質に合った選択を心がけてください。
🧭 詳しくはこちら
詳しくは以下のリンクからご覧いただけます。
https://linktr.ee/vitagreenjp_yinyang
【参考文献】
- Chen J et al. (2020). Anti-inflammatory Effects of Cs-4 in Allergic Rhinitis and Asthma Models
- Liu J-S et al. (2023). Cordyceps militaris extract and food allergy in mice
- Choi GS et al. (2010). Food allergy cases related to Cordyceps sinensis
- Tianzhu Z et al. (2015). Cordycepin and immune modulation in allergy models
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